現在、大阪府のシネ・ヌーヴォで上映されている映画『月』の舞台挨拶が、行われた。「舟を編む」の石井裕也監督が宮沢りえを主演に迎え、実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の同名小説を映画化。あらすじは、夫と2人で慎ましく暮らす元有名作家の堂島洋子は、森の奥深くにある重度障がい者施設で働きはじめる。そこで彼女は、作家志望の陽子や絵の好きな青年さとくんといった同僚たち、そして光の届かない部屋でベッドに横たわったまま動かない、きーちゃんと呼ばれる入所者と出会う。洋子は自分と生年月日が一緒のきーちゃんのことをどこか他人だと思えず親身に接するようになるが、その一方で他の職員による入所者へのひどい扱いや暴力を目の当たりにする。そんな理不尽な状況に憤るさとくんは、正義感や使命感を徐々に増幅させていき……。日本で起きたあの忌まわしき事件「津久井やまゆり園障害者殺傷事件」を材に取った空前絶後の意欲作『月』は10月14日(土)より大阪府のシネ・ヌーヴォで上映中。
映画『月』は現在、関西では10月13日(金)より大阪府のT・ジョイ 梅田、MOVIX堺、シネ・ヌーヴォ、京都府ではT・ジョイ京都、京都シネマ、兵庫県のkino cinéma神戸国際、MOVIXあまがさき、イオンシネマ加古川他、上映中。