映画『最近、よく死んでます』必ず明日への生きる活力になる

映画『最近、よく死んでます』必ず明日への生きる活力になる

2022年9月24日

ポップで、キュートなドタバタ珍妙コメディ映画『最近、よく死んでます』

©GAGAGA FILM

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「コロナが憎い!」「コロナが憎い!」「コロナが憎い!」コロナが、憎くない人は、この世にどれぐらいいるだろうか?

みんな、憎いと敵対している。

そんな先月頃、自分もコロナに感染した。

みなし陽性ではあるものの、ここ1ヶ月、後遺症である咳にも悩まされ、大変苦しい思いをしている。

電車に乗るだけでも、気を使ってしまう。本当に、コロナが憎い。

covid-19が、全世界に蔓延し始めたのは、2020年頃。

あれから、もうすぐ3年。

世界は、ウィルスを死滅させられたのだろうか?

このパンデミックで、世界の何が変わったのだろうか?

マスクをして、通勤通学し、巣ごもり生活の日々。

普段の生活は何ら変わりはないが、とても住みにくい世の中になってしまった。

この状態が晴れない限り、社会全体の憂さは晴れない。

沈痛した映画業界にも、いつ希望の光が差し込んでくれるのか。

本作『最近、よく死んでます』は、この「コロナ時代」に生きる、どうしようもない三十路女の奇想天外なライフ・アドベンチャーをコミカルなタッチで描いたポップで、キュートな異色作だ。

自身の人生に迷い、悩みながら、生きる目的を模索する主人公サトコの姿は、今を生きる私たちの写し鏡なのかもしれない。

これは、サトコの物語ではない。私たち一人一人の物語だ。

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本作『最近、よく死んでます』を監督したのは、関西のインディペンデント界隈で映画『ドスえもん』で、その名を轟かせた金本真吾だ。

常に、新作を撮り続ける新進気鋭の監督が、次に製作したのは現代のコロナ時代に優しさと温もり、喝を届けるコメディ映画だ。

また監督は、あるインタビューで、今後の目標や夢を聞かれて、

(※1)金本監督「これからの目標は、劇場公開を目指しています。また映画『ドスえもん』を越える、本気の勝負作を撮りたいと思ってます!その作品で映画祭のグランプリを狙うつもりです!」

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と、熱く語っている。

夢を持つことは、とても素晴らしいことだが、それを実現させるのは、至難の業だ。

如何に、巧妙に、技巧に、神経を研ぎ澄ませ、アンテナを至る所に張り巡らせ、あらゆる知識を持ってして、自身を高めていくかが、大切だ。

あと、人知れず、小さな努力も。

金本監督が製作した本作『最近、よく死んでます』は果たして、あの『ドスえもん』を越えることができるのか?

生きるか、死ぬか。勝つか、負けるか。越えるか、越えれないか。

それは、本作を観る観客一人一人の判断に委ねられている。

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最後に、映画『最近、よく死んでます』は、死さえ覚悟したある一人の女性が、生きる道を暗中模索する人生を描いた女性賛歌の作品だ。

でも、これは女性に当てはめた作品ではない。

男も女も関係なく、今を生きる全人類が、リアルタイムで体験している死生観だろう。

「コロナ」という未知なるウィルスが齎したのは、死への恐怖ではなく、生きる意味を私たちに問い直し、問い質している。

この鬱々としたコロナ禍の現代、本作が必ず明日への生きる活力になることは、必死だ。

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映画『最近、よく死んでます』は、本日9月24日と明日25日の二日間にわたり、大阪府にあるシアターセブンにて、限定上映。

(※1)金本真吾監督特集上映「自分の作った作品が誰かの心を動かす」金本真吾監督インタビューhttps://moviearttiroir.com/https-independent-kansai-revolution-com-p2807/(2025年9月24日)

メイキング映像「最近、よく撮影してます」もまた、本編と同じぐらいお楽しみ下さい。撮影は、私です。