「奇跡が連続した作品です」3月18日(土)、大阪府にあるシアターセブンで行われた映画『君に幸あれよ』の舞台挨拶レポート

「奇跡が連続した作品です」3月18日(土)、大阪府にあるシアターセブンで行われた映画『君に幸あれよ』の舞台挨拶レポート

2023年3月23日

©Tiroir du Kinéma

© 映画「君に幸あれよ」製作委員会

3月18日(土)、大阪府にあるシアターセブンにて、映画『君に幸あれよ』の舞台挨拶が、行われた。

この日は、監督の櫻井圭佑さん、主演の小橋川建さんと髙橋雄祐さんが、ご登壇された。

映画『君に幸あれよ』のあらすじ

巷では狂犬と呼ばれて恐れられている真司は、過去に大切な弟分を亡くした。

彼は、人に興味を持つことを避けて生きてきた。

裏稼業で生計を立てていた真司は、ある日、理人という不思議な青年と出会うが…。

©Tiroir du Kinéma

この日、ご登壇された櫻井監督と主演のお二人、小橋川さんと髙橋さんは、作品の製作の成り立ちから撮影裏の話をして頂き、イベントは盛り上がった。

まず初めに、小橋川さんから本作の製作経緯を話された。

小橋川さん:「僕は29歳になりましたが、30歳になる年に、コロナ禍が始まって、俳優の仕事が激減しました。役者としての苦労も多く、暗い時期でもありました。そんな時、髙橋くんと櫻井くんの2人に、主演映画を撮りたいと話をしたら、櫻井が「僕が監督と脚本を書くよ」と言ってくれました。それから、この作品の製作が始まりました。製作前からずっと、舞台挨拶がしたいと話してて、東京ではスムーズにできたんですが、大阪での舞台挨拶は緊張気味です。さっき、髙橋くんの名前を呼び間違えて、それにも気付かないぐらい、大阪で舞台挨拶できるのは、本当に嬉しいことであり、光栄に思っている事です。」

桜井監督は、脚本を書き始めてからの自身の体験を話された。

櫻井監督:「映画を作ろうと決めた日から、2日で脚本を書きました。その1週間後には、僕らはクランクインをしていました。3人だけで企画を練っていた所を、続々と関係者が集まってくれました。初めは、居酒屋で出会った撮影監督と夜まで話し込んで、その後だったと思います。一気に、20人ぐらいスタッフが集結しました。その時、その店にいたお客さんも映画を観に来てくれて、本当に奇跡的な映画です。まさに、奇跡が連続した作品です。」

髙橋さんは、自身の出演経緯からその時感じた想いを話された。

髙橋さん:「櫻井くんが、監督するなら、僕は出演すると決めました。彼は普段、カメラマンもしているんですが、僕は櫻井くんが撮った写真も好きなんです。その写真からは、彼の優しさが伝わってくるので、非常に好きでした。それなら、カメラマンをしている櫻井くんが、監督をしたら、どんな作品になるのか、すごく楽しみではありました。だから、是非、参加させてくださいと、決めました。」と話され、舞台挨拶は大盛り上がりの中、盛大に幕が下ろされました。

最後に、お三方から特別に「関西上映を迎えて、今のお気持ち」をお聞きしました。

櫻井監督:「本当に、東京と大阪で上映できることが、嬉しく思います。僕の作品を、日本を代表する2都市で興行して頂けるのは、初監督作品だとしても、インディペンデントの強い歴史あるシアターセブンさんで上映して頂けるのは、非常に嬉しい事です。ぜひ、老若男女問わず、皆様観に来て下さい。よろしくお願いします。」

小橋川さん:「インディーズ作品の上映と言えば、大阪のシアターセブンさん。そんな劇場で、僕が主演を演じた作品を上映して頂けるのは、誠に光栄な事です。一人一人観て頂けるように、引き続き、頑張って行きますので、応援のほど、よろしくお願いします。」

髙橋さん:「ずっと来たかった映画館シアターセブンさんにて、上映してもらえるのは、本当に本当に嬉しい事です。今回、大阪にも、シアターセブンさんにも、足を運ぶことができて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。」

映画『君に幸あれよ』は現在、3月18日より大阪府にあるシアターセブンにて、上映中。