映画『カゴのナカのキズナ』映画『女バド!』「本音で語り合える事も絆」永瀬かこさんインタビュー

映画『カゴのナカのキズナ』映画『女バド!』「本音で語り合える事も絆」永瀬かこさんインタビュー

2023年9月11日

映画『カゴのナカのキズナ』映画『女バド!』永瀬かこさんインタビュー

©️SAKURA entertainment

—–まず、映画『カゴのナカのキズナ』と『女バド!』のお話をいただいた時、永瀬さんは両作に対して、どのような印象を最初に持たれましたか?

永瀬さん:まず、映画『女バド!』は、コロナ禍の話をリアルに書いた脚本でしたので、すごく役にも入りやすかったです。登場人物の心情に対して、理解しやすい物語でした。逆に、映画『カゴのナカのキズナ』は、家族の事故死が物語の設定にあり、少し重い話でした。本作のお話を頂いた時は、 上手にできるかなと、不安の方が大きかったです。

—–撮影に入る前と撮影中では、作品に対して、どのような印象を持ちましたか?

永瀬さん:撮影に入る前の『女バド!』の台本を読んだ時は、意外と セリフが少ないイメージを受けました。スポーツものなので、セリフも少なく、簡単に演じれると思っていたんですが、実際に演じてみると、とても難しいんと実感しました。実際、撮影が始まったら、細かい動きがとても多く、思ったよりハードな撮影という印象を受けました。映画『カゴのナカのキズナ』は、台本を読んでいると、すごく重い話と感じました。でも、撮影現場はすごく明るかったんです。撮影が始まった時に思ったのは、現場の空き時間の明るい雰囲気と、撮影が始まった時の切り替えが非常に難しいと思った点です。 監督からは、声を低くと怒られ、注意されました。現場での切り替えがすごく難しく、お仕事してるという感じでした。

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—–映画『カゴのナカのキズナ』のシナリオに触れた時、どのような印象を受けましたか?

永瀬さん:役柄が反抗期の学生で、素直に思いを伝えられない女の子でした。反抗期の少女の気持ちを演じる事に対して、苦手な意識を持っていました。 作品のお話を頂いた時に、女の子の感情をどうやって伝えればいいのか悩んだんです。この物語は家族のお話なので、日頃から実際の生活でも家族と話し、逆に強く当たってもみました。お父さんとは、本音で話し合いもしたんです。作品のお話を頂いた時、難しいという印象を受けましたので、日常生活から、その作品の感情に近づこうと努力しました。

—–その頃、お父さんと本音で語り合うのは、ハードル高くなかったですか?

永瀬さん:最初は、すごく恥ずかしかったです。お父さんは、意外とウェルカムな感じでしたが、私は恥ずかしくて、全然話せませんでした。普段とは、少し違う本音の話をしてみたんです。 たとえば、お父さんと一緒に、お父さんの結婚式の映像も見てみました。でも、この経験がきっかけとなり、家族とはとても仲良くなれたと、思っています。

—–それは、非常に大切なことですね。では、永瀬さんが映画『女バド!』で演じる女の子の人物像について、どう捉えましたか?

永瀬さん:すごく友達思いで、仲間を大事にする子という印象を受けました。 朝比奈めいりさん演じる女の子が、怪我をして部活を途中で退部する時も、 もう1度、バドミントンをやろうと誘いに行く姿。コロナ禍で厳しい環境の中、一緒に頑張ろうと励まし合い、非常に仲間思いな女の子だと実感したんです。

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—–映画『カゴのナカのキズナ』についてですが、この題名をどう解釈されておられますか?

永瀬さん:物語の中のお父さんが、息子のために作った新しいサッカーコートから引っ張ってきたのが、「カゴのナカのキズナ」と分かりますが、私は普段からアイドルをしていますが、ファンの方からは「カゴのナカのキズナ」だけだと、どんな映画なのか想像できないって言われているんです。サッカーが、登場するのも分かります。高校生の女の子が、登場するのも分かります。でも、どんな映画と聞かれると、説明する時にいつも難しいんです。映画観てくれれば、わかってくれと願っています。 息子のために、亡くなった子どものことを思って作ったケージのあるサッカーコートの中にあるキズナです。

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—–前回インタビューした時、朝比奈さんはバドミントンの経験がまったくないと、お聞きしました。 映画『女バド!』に出演するにあたり、バドミントン経験者の永瀬さんは、過去の経験がどのように生かされましたか?

永瀬さん:元々、バドミントンをしていたので、動き方も分かりました。台本には、スマッシュやジャンピングスマッシュと言った技の名前も登場します。私は、学生時代に経験していたので、より理解できました。あとは、試合後の悔しさ。バドミントンの試合を通して、何度も悔しい思いをしてきたので、演技でも非常に取り入れやすかったです。 ダブルスのペア組んだ時、相手のことを見て、動く事は自然にできました。その点は、経験を活かす事ができたと、今はすごく思っています。

—–撮影中に、バドミントンやってて良かったと、思う場面はございましたか?

永瀬さん:撮影中、やっててよかったと思う事は、たくさんありました。朝比奈めいりさんは未経験だったので、必死に食らいついていたと思うんですが、 私はとても楽しんでいました。少し懐かしい気持ちになりながら、楽しんで撮影できました。

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—–完成後、もしくは撮影の時でも構いません。2つの作品には、永瀬さんと同年代である等身大の少女の話や家族の話が描かれていますが、 同年代の視点から見て、これら2作品はどう映りましたか?

永瀬さん:映画『女バド!』は、学生が実際にコロナ禍で試合に出れない話です。たとえば、部活動以外でも卒業式が行えない事もありましたよね。思い出が多分、コロナのせいで潰され、悔しい思いをした子たちがいると思うです。この作品には、そんなリアルを描います。同年代の子たちが見ても、非常に共感できる作品ではないかと思うんです。映画『カゴのナカのキズナ』は、人によって捉え方がすごく違う映画だと思います。同世代の子が見て、ご自身の家族やお父さんともう少し話してみようと思う方もいてくれたらと願います。また、夢を追いかけようとと思う人もいると思います。だからこそ、こんな時代もあったなと振り返ることができると、私も思います。映画『カゴのナカのキズナ』は、本当に見る人によって全然違う印象を受けると思っているんです。私も諦めかけていた夢を追いかけてみよう、お父さんともう少し話してみようと思える作品です。2つの映画が、同じ高校生の物語でも、全く違う印象を人に与える2作品です。

—–その2作品を比べた時、 それぞれに相違点はあると思いますか?

永瀬さん:似た点で言えば、どちらも学生達が頑張っている姿です。映画『女バド!』は、試合に勝つという強い気持ち、先輩たちから受け継いだ部活動を絶対に残すという強い気持ちがあります。映画『カゴのナカのキズナ』は、学生らしい夢を追いかけ、負けないという明るい気持ちがあります。この点は、それぞれ、全然違う映画ですが、 似ている点だと思います。

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—–特に、映画『女バド!』だと思いますが、10代少女の友情や心の成長を作品で描き、様々なメッセージが 込められていると、受け取ることもできますが、もし、これらメッセージの中から一つ挙げるなら、 女の子同士の友情について、映画『女バド!』を踏まえて、どうお考えでしょうか?

永瀬さん:私も普段、アイドルやっています。女の子達と遊びに行ったり、本音ですごく語り合えるのは、友情かと思います。男の子同士の友情は分かりませんが、女の子だからこそ、分かり合える事は必ずあると思うんです。先輩から貰ったキーホルダーをつけて、一緒に頑張ろうという強い気持ち。真剣に取り組む事もあります。きっと、その裏でも違う話をしていたり、 部活だけしてればいいのではなく、一緒に遊びに行ったりしていると思います。部活だけではないところで、仲の良いのが女の子同士の友情ではないかと、すごく思います。これからもきっと、仲が良いだろうと思えるのは、 部活動だけで培った仲の良さではなく、これからも続いていく未来永劫の仲の良さだと、私は思います。学生時代の友情は、とても深いんです。

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—–映画『カゴのナカのキズナ』映画『女バド!』の共通点は、どちらも人と人との絆を描いている点かと私は思いますが、 永瀬さんが考える人の絆とはなんでしょうか?

永瀬さん:映画『女バド!』ではまず、ダブルスペアを組む事は、両者の信頼がないとできないものです。その点は、絆があるからこそ試合で組めるんです。お互いの信頼が、映画『女バド!』の中では絆として描かかれています。たとえば、先輩が信じて私たちに託すキーホルダーの話、1度足を怪我して、無事に戻ってきてくれる話。それぞれ、信頼という名の絆があると思います。映画『カゴのナカのキズナ』では、友達との間でも絆はあると思いますが、 たとえば、私の家族が少しうまくいってない事を察して、今日ご飯どう?と誘ってくれる友達。夢を諦めてたものを、もう1度、サポートしてくれる友達。これは絆が深いからこそ、できることです。本音で語り合える事もまた、絆だと思います。 映画によって、それぞれの絆があると思いますが、そこにはそれぞれの良さがあると思います。

—–最後に、2作品のそれぞれの魅力を教えていただけますか?

永瀬さん:まず、映画『女バド!』は、本当にコロナ禍のリアルを描いています。実際、コロナで挫けそうになった方にも勇気を与えられるようにもなっています。未来は明るいという事を伝えれるような映画だと思いますので、すごい幅広い年代の方々に見てもらいたい気持ちを持っています。学生には、ピンポイントなお話になっていますが、そうではなく、本当にこのコロナ禍を生き抜いた方たち全員に観て欲しいと感じています。 少しでも、今の学生さんたちが、これから頑張ろうと孤軍奮闘して欲しいと願っています。映画『カゴのナカのキズナ』は、本当に見る人によって、捉え方がまったく違うと思います。何度も観て欲しい作品です。観れば観るほど、視点も変わって来ます。感じ方だって、違って来ると思います。 様々な視点を通して、物語を観て欲しいです。本当に見る角度を少し変えるだけで、まったく違いがあると思うんです。お父さんに非常にイライラする視点もあれば、 すごく涙する視点もあると思います。何回も何回も観て欲しい理由は、ここにあります。

—–貴重なお話、ありがとうございました。

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映画『カゴのナカのキズナ』映画『女バド!』は現在、関西では大阪府のシアターセブンにて上映中。