4月16日(土)、京都府にある京都みなみ会館にて、映画『誰かの花』の舞台挨拶が、行われた。
この日は、監督の奥田裕介さん、主演のカトウシンスケさんが、ご登壇された。
映画『誰かの花』のあらすじは、鉄工所で働く主人公の孝秋。彼は薄れゆく記憶の中で徘徊する父親と、その父に振り回される母親のことがずっと気がかりだった。
しかし孝秋の父親は数年前に他界した孝秋の兄との区別がつかない様子。
認知症を患った父親が、息子を見てもぼんやりとうなずくだけ。
ある時、強風が吹く中、ベランダから落下した鉢植えが住民に直撃。
救急車やパトカーが駆け付ける大きな騒ぎとなる。
父親の平安を心配する孝秋だが、忠義は何事もないかのように自宅にいた。
でも、ベランダの窓が開いたまま。
父の手袋に土が付いているのを見つけた息子は、親への疑いを募らせる。
この日、登壇された奥田裕介監督は
「主人公を通して、「自分だったら、どうするんだ?」と、凄く考える作品だったと思います。脚本のセオリーで言えば、主人公は自発的に動く人物であれねばならないと言う教えがありますが、この作品に登場する主人公は、とても難しい役柄だったと思います。」
と、作中に登場する主人公について、話が及びました。
また、主人公・孝秋役を演じたカトウシンスケさんは、主役の役柄の話を聞いて
「そんな話があったことには、驚きました。」
と、主人公の役柄について、驚嘆されておりました。
他にも、役柄について、作中の終盤部分の物語、共演者について、映画に関連した多くの経験談をお話されました。
映画『誰かの花』は4月15日(金)より京都府の京都みなみ会館、4月16日(土)より大阪府のシネ・ヌーヴォ、兵庫県の元町映画館にて絶賛上映中。また、全国の劇場でも、絶賛公開中。