映画『西成ゴローの四億円』あべのアポロシネマ公開を記念し、上西雄大監督の生誕地の十三にある第七藝術劇にて行われた舞台挨拶のレポート

映画『西成ゴローの四億円』あべのアポロシネマ公開を記念し、上西雄大監督の生誕地の十三にある第七藝術劇にて行われた舞台挨拶のレポート

3月19日(土)、あべのアポロシネマ公開を記念して、大阪府の第七藝術劇場にて、映画『西成ゴローの四億円』の舞台挨拶が、行われた。

この日は、監督・主演の上西雄大さん、ゴローの別れた元妻役の山崎真実さん、徳竹未夏さん、古川藍さんが、ご登壇された。

映画『西成ゴローの四億円』のあらすじは、大阪の西成を舞台に家族を救うため、巨額4億円を稼ごうとする一人の男の生きざまを壮大なアクションで描いた2部作の前編にあたる。

大阪のドヤ街と呼ばれる西成地区。日雇い労働で生計を立てる土師悟朗。

腕っぷしは強く周囲から頼られる一方、殺人罪で服役していた過去を持つ。「人殺しのゴロー」という異名を持っていた。

断片的に記憶喪失に陥っていた彼は、かつて自身が政府諜報機関の工作員だったこと。

過去に妻と娘がいたことなどを徐々に思い出していく。

この日、登壇された上西雄大監督は、質疑応答の時間にタイトルでもある「四億円」の意味を聞かれ

「西成ゴローの「ゴロー」は、数字の5、6ですよね。その後に「四億円」と持って来たら、「コ」「ロ」「シ」になりますよね。」

と、語呂合わせを使用した意味を持たせていたことに、会場は納得していた。

舞台挨拶の終盤で話を振られた共演者の山崎真実さんは、

「前編もそうですが、特に後編では、上西監督は現場で監督、脚本、主演、衣装を担当されているにも関わらず、撮影時はすべての部署を担当しているように見えました。現場では、パニックにならないのかな」

と、現場での監督の立ち振る舞いに脱帽していた。

他に、4月22日から5月5日まで東京で27回公演が予定されている舞台『板の上の二人と三人そして一人』の話にも触れていた。山崎真実さんも、上西監督の奥さん役で共演予定。また、9月から大阪で再演される舞台『コオロギからの手紙』も予定されている。最後に、本作をシリーズ化する計画も、熱心に話されていた

映画『西成ゴローの四億円』は、第七藝術劇場はじめ、あべのアポロシネマイオンシネマ シアタス心斎橋京都みなみ会館アップリンク京都にて公開中。また、元町映画館では5月14日(土)から前編、5月21日(土)から後編が公開予定。現在、全国の劇場で絶賛公開中。