ドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』関西初日舞台挨拶 監督がご登壇

ドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』関西初日舞台挨拶 監督がご登壇

2021年11月23日
(c)Tiroir du Kinéma2021.11.123

文・撮影 スズキ トモヤ

11月19日(金)、京都府の出町座にて、ドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』の関西初日舞台挨拶が行われた。

この日は、上映に合わせて、監督の太田光海さんが、ご登壇されました。

本作『 カナルタ 螺旋状の夢 』は、アマゾンの上流地域に暮らすシュアール族の姿を追ったドキュメンタリー映画。

監督自身が、大学院の卒業制作のために、単独で南米エクアドルに赴き、撮影、音声、編集をすべて一人で担当した意欲作。

著名な人類学者エドゥアルド・コーンが上梓した著作『森は考える』のように、本作に登場する「森」そのもは生きているようだ。

そんな森と常に暮らすシュアール族と一年間、現地で過ごした監督。

映画は、彼らの暮らしをカメラのレンズを通して、疑似体験させてくれる不思議な作品だ。


監督は、自身が監督した本作『カナルタ 螺旋状の夢』について

「この映画は、様々な関心事が盛り込まれております。

少し変わった作品かもしれないですが、単純に映画として、誰が観ても何かを持ち帰ってもらえるように、カメラや音声、編集にも工夫して、表現した作品に仕上げております。

伝えたいことはたくさんありますが、この作品を通して、皆様それぞれの感性で何かを感じて頂け、今後の自身の日常を見る「目」を少しでも変わって頂けたら、とても嬉しく思います。」

と、コメントを残されました。

ドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』 は、11月19日(金)より京都府の出町座、11月20日(土)より大阪府のシネ・ヌーヴォ元町映画館にて上映中。また、11月27日(土)に元町映画館にて太田監督と小笠原博毅さん(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)のトークショーを予定。今後、全国の劇場にて順次公開予定。