「生涯を通じて、彼は何をしたかったのか」2月16日(金)、大阪府のなんばパークスシネマにて行われたドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』の舞台挨拶レポート

「生涯を通じて、彼は何をしたかったのか」2月16日(金)、大阪府のなんばパークスシネマにて行われたドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』の舞台挨拶レポート

2024年2月20日

©Tiroir du Kinéma

©Entertain Me Productions Ltd 2023.

現在、大阪府のなんばパークスシネマにて上映されているドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』のトークイベントが、2月16日(金)に行われた。ドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』のあらすじは、1946年にタンザニアのザンジバル島で生まれたフレディ・マーキュリー。彼は、71年にバンド「スマイル」として活動していたギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラー、オーディションで選ばれたベーシストのジョン・ディーコンとともに「クイーン」を結成。「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」など数々の名曲を生み出し、圧倒的な歌唱力とパワフルなステージパフォーマンスで世界中のファンを魅了した。91年、フレディが病で他界した後も、彼の音楽は世界中で愛され生き続けている。本作は、イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーの生涯に焦点を当てたドキュメンタリー映画。本作には「ボヘミアン・ラプソディ」の誕生秘話や、クイーンのメンバーのインタビュー映像を収録するほか、フレディが音楽界に与えた影響などを考察。写真や映像、関係者の証言を通して、フレディの知られざる一面をひも解いていく。

ドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』は、2月16日(金)より大阪府のなんばパークスシネマ他にて絶賛上映中。2月16日(金)の上映後、映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』のトークイベントが行われ、この日はクイーンコンシェルジュの吉田聡志さんが、登壇された。

©Tiroir du Kinéma

吉田さんは、本作の感想を聞かれて「クイーンと出会って、およそ50年。今回、この作品を観て、フレディの人生をもう一度、見つめ直すきっかけとなりました。だいたいのストーリーは分かっていましたが、改めて、フレディという人間が、どんな人物なのか。生涯を通じて、彼は何をしたかったのか。この作品を通して、浮き彫りになっていたのが、印象的でした。」また、クイーンやフレディに関する知らなかった話を聞かれて、「今回、本当にフレディと心が通じあっている関係者が出演していて、嘘のないストレートな事を話しており、私自身も知らない事もありました。」と話した。他にも、ライブの話や衣装の話、フレディのコレクションの話など、フレディが生前、音楽を通して何を伝えようとしていたのか話された。

質疑応答では、若い世代が見て楽しめるクイーンのライブ映像について聞かれ「年代によって、クイーンの楽曲には、変化があります。ステージでのパフォーマンスも違っています。偶然ですが、ちょうどIMAXで限定公開が始まるライブ映像の「ロック・イン・モントリオール」がありますが、あのライブは1981年にカナダのモントリオールで行った際のライブ映像です。あの映像は、若い方やクイーンを近頃知った方には、非常にいいと思います。特徴が2つあり、4人だけで行ったライブの最後が、モントリオールです。クイーンのレコードとライブには、大きく違いがあると知っていますよね。私自身も75年の日本武道館公演を初めて見た時、レコードとの違いに驚きました。ただ彼らクイーンの美学として、ライブは4人だけで行っていました。アレンジが変わろうと、基本的にライブは生演奏というコンセプトを貫き通していました。1981年のモントリオールのライブは、4人だけで公演した最後のものです。何から何まで4人で演奏したライブでした。また、名曲「アンダー・プレッシャー」を初めてライブで披露したのが、モントリオールでした。今回の来日公演でも、この曲は演奏されましたが、あの曲を初めてライブで演奏したのが、1981年の「ロック・イン・モントリオール」でした。本作『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』を観た次は、ぜひ『ロック・イン・モントリオール』をご鑑賞ください。」と話された。

ドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』は、2月16日(金)より全国の劇場にて公開中。