

現在、大阪府のシアターセブンにて上映されている映画『真夏の果実』の舞台挨拶が、6月1日(日)にシアターセブンにて行われた。映画『真夏の果実』は、ぶどう農業を営む夫婦の妻の浮気をきっかけに巻き起こる大騒動を、温かい目線とユーモアに満ちた演出で描いたラブストーリー。
映画『真夏の果実』は現在、関西では5月30日(金)より京都府のアップリンク京都、5月31日(土)より大阪府のシアターセブン、兵庫県の元町映画館にて上映中。
6月1日(土)のシアターセブンの上映後、映画『真夏の果実』の舞台挨拶が行われた。この日は、本作を制作したいまおかしんじ監督と主演のあべみほさんが、登壇された。

最初にいまおか監督は、監督デビュー30周年記念作品の本作について聞かれ「元々、20年以上、付き合いのある制作会社のレジェンド・ピクチャーズから制作依頼を受けて、本作が産まれました。最近は、年に一本ほど、映画の制作を依頼が入るようになり、その中で今回は農家の嫁を主人公にした映画を作りたいと打診を受けました。農家の嫁からは想像できないかもしれませんが、そこにエロスの要素を混ぜて、セクシーで艶っぽい農家の嫁を主役にした作品がずっと制作され、ヒットした経緯もあって、田舎に暮らす女性の話をしようと脚本家とプロデューサーと話し合って、奥さんが他に男の人を好きになって家出して、妻の背中を旦那が追いかけて行くプロットが生まれました。主演のあゆみ役を探さなければいけない課題があり、その時、あべさんの名前が上がったんです。作品は、アクションやサスペンスがある程、派手でもなく、低予算の小さな映画です。浮気や不倫はよくある話かもしれませんが、浮気や不倫をされた側は皆さん、平気ではなく心に何らかの傷を負っています。ずっとモヤモヤしながら生きています。この作品は、そんな人の気持ちを少しでも救える作品になっていればと思います。」と話された。
また主演のあべさんは、「私は愛という事に対してアレルギー体質があったんですが、どんなに好きな人を追い掛けても、無下にされ、足蹴にされる事が多い10年を過ごしました。本当に今でも愛情に対してアレルギー体質だったんですが、この作品と出会って、もっと素直でいいんだなと思えたんです。別に、好きだったら、好きでいいじゃんて、思うようになりました。覚悟を持って、一度好きになった人の事を、どんな事があろうとも、これからも好きで居続ける事は悪い事ではないと思いたいです。」と話された。
映画『真夏の果実』は現在、関西では5月30日(金)より京都府のアップリンク京都、5月31日(土)より大阪府のシアターセブン、兵庫県の元町映画館にて上映中。