映画『彼女はひとり』大阪舞台挨拶 中川奈月監督がご登壇

映画『彼女はひとり』大阪舞台挨拶 中川奈月監督がご登壇

2021年11月23日

(c)Tiroir du Kinéma2021.11.23

取材・文・撮影 スズキ トモヤ

11月20日(土)、大阪府のシネ・ヌーヴォにて、映画『彼女はひとり』の大阪舞台挨拶が行われた。

この日は、中川奈月監督が、東京から遥々お一人で来阪されて、ご登壇された。

映画『彼女はひとり』は、橋から飛び降り自殺を図った高校生の澄子。

死にきれず再度、学校に通うになる。

彼女は幼馴染の秀明と教師の波多野がこっそり付き合っていることを知る。

そのことをネタに秀明にしつこく付きまとい、脅迫を始める澄子。

その彼女の行動の裏には、彼女自身が自殺することになった理由。

そして秀明との過去に関わるある少女の存在があった。


ご登壇された中川監督は、本作『彼女はひとり』の製作された経緯についてお話しされた。

「この映画は、5年前に製作させて頂いた作品になります。

当時、立教大学に在学中に修了製作の映画を作らなければいけない状態でした。

脚本だけ書き続けていたある日、ちゃんとテーマのある脚本ができあがりました。

学生だけで製作しようとしておりましたが、カメラマンの芦澤さんにも声をかけて頂きまして、本作が産まれました。

撮影当初は不安もありましたが、ちゃんと作品が生まれていくことに安心が産まれました。

5年経って、こんなにも綺麗に撮って頂いていることに、幸運だなと感じるばかりです。」

と、コメントを残した。

映画『彼女はひとり』 は、11月19日(金)より京都府の出町座、11月20日(土)より大阪府のシネ・ヌーヴォにて絶賛公開中。劇場が未定だった元町映画館でも上映が決定した(公開日は未定)。また、全国の劇場にて順次公開予定。