映画『ワタシの中の彼女』シカゴ開催の映画祭で受賞!!~菜葉菜さんコメント到着

映画『ワタシの中の彼女』シカゴ開催の映画祭で受賞!!~菜葉菜さんコメント到着

2023年3月30日

一人になってしまっても、ひとりぼっちじゃない映画『ワタシの中の彼女』

©T-artist

『4人のあいだで』 ©T-artist
『4人のあいだで』 ©T-artist
『4人のあいだで』 ©T-artis
『4人のあいだで』 ©T-artis
『ワタシを見ている誰か』 ©T-artist
『ワタシを見ている誰か』 ©T-artist
『ゴーストさん』 ©T-artist
『ゴーストさん』 ©T-artist
『だましてください、やさしいことばで』 ©T-artist
『だましてください、やさしいことばで』 ©T-artist

世界中で生きづらさを抱えて暮らす人々へ。

そんな日々の中にいる女性たちの目線を中心に、描かれたオムニバス映画『ワタシの中の彼女』孤独や不安を抱える中、ささやかな希望や人との繋がりを描く4つの物語。

2020 年に短編映画として製作された『4人のあいだで』が大阪アジアン映画祭にてJapan Cuts Award を受賞。ニューヨークのJapan Cuts映画祭など、国内外で開催される数多くの映画祭で話題になった作品を、新たに3作を製作し、四篇のオムニバス映画として、再度誕生させた。

大きく変わってしまった日常、孤独や不安を抱えながらも、ひとすじの光を求めて生きる4人の女性たちを一人4役で演じるのは、女優・菜葉菜さん。

四編の脚本・監督を務めたのは、ドラマとドキュメンタリーの境界を越えて常に斬新な作品を世に送り出している中村真⼣。 多くの作品が、国内外の映画祭で⾼い評価を受けている。

女優・菜葉菜が、3月18 日よりシカゴで開催されたアジアン・ポップアップ・シネマ映画祭で、これまで数々の作品で活躍してきたことについて評価され、功労賞を受賞

この映画祭は、アジアの様々な注目作を紹介する映画祭。

今年2023年度の他受賞者には、香港のスター俳優、アーロン・クウォックが優秀作品賞特別賞、若手俳優に贈られるブライト・スター賞を香港の女優・レンシー・ヤンが受賞。また、その他のゲストには、ツァイ・ミンリャン監督や俳優のリー・カンションなど。

[物 語]

第1話『4人のあいだで』は、20年ぶりに連絡を取り合った大学時代の同級生40代男女3人の一晩の物語。元演劇サークルの3人は、それぞれの場所から Zoom のリモートで語り合う。行動制限により自宅待機の夫と息子を持て余す専業主婦・ナナエを菜葉菜が好演。

第2話『ワタシを見ている誰か』は、孤独を抱える在宅勤務のOL・メイとフードデリバリーでアルバイトをする写真家・カズヤが織りなす男女二人の物語。注文料理を届けたカズヤは、メイから「この料理、食べてくれない?」と頼まれ、躊躇するも彼女の前で豪快に食べる。そんな注文を重ねたメイは、カズヤの食べっぷりにだんだんと癒されていくが…。孤独を癒す二人の男女の姿を描いた物語。主人公のメイ役には菜葉菜。

第3話『ゴーストさん』は、2021 年、路上生活者の女性が殴られ死亡した実際の事件をもとに描かれた物語。20代後半の風俗嬢・サチは、毎晩、帰宅する帰り道のバス停にいる 60 代の女性を秘かに“ゴーストさん”と呼んでいる。サチは、ふとしたことでその女性・カヨコがコロナ禍で仕事を失い、路上生活する身になったことを知る。自分と似た境遇だった二人は、お互い一時の救いを見出すが…。サチ役には菜葉菜。

第4話『だましてください、やさしいことばで』は、盲目の 40 代の女性とオレオレ詐欺を目論む青年との物語。足の悪い母と暮らすトモコの元に、弟の同僚と名乗るタケオが現れ「弟が入院するからお金を工面してくれ」という。彼女が視覚障害者だと気づいたタケオは、差しだされた貯金通帳と印鑑をくすねようとするが、トモコの本心に触れ、心が揺らぐ。菜葉菜が、全盲の女性役に初挑戦。

主演の菜葉菜さんからコメントが届いた

この度は身に余るような素敵な賞を頂き光栄です。『ワタシの中の彼女』の中村監督はじめ、これまでご一緖させて頂いた監督、キャスト、スタッフ、関係者の皆さま全てに感謝致します。今後もこの賞に恥じぬよう、更に精進してまいります。

映画『ワタシの中の彼女』は、4月7日(金)より京都みなみ会館、4月8日(土)より大阪府の第七藝術劇場、4月14日(金)より兵庫県の元町映画館にて公開予定。