映画『6時間後に君は死ぬ』イ・ユンソク監督、原作者高野和明さんインタビュー



—–まず、監督へのご質問ですが、映画『6時間後に君は死ぬ』が誕生した制作経緯を教えて頂けますか?
イ監督:まず、本作の制作会社のミステリーピクチャーズが、高野さんの原作小説を映像化する権利を持っていたんです。私自身、20年近く日本で映像制作の現場にて制作部や演出部として仕事をしていました。3年前に韓国に戻ろうと決めた時、韓国ドラマを三池崇史監督が演出される事になり、私はその作品の助監督を任されたんです。その時、その作品の制作に携わっていた方がミステリーピクチャーズの代表の方だったんです。代表は、以前から「6時間後に君は死ぬ」以外に別の作品の準備していたんですが、順番的にこの作品を先に進めることになり、よければ、この作品の監督をして欲しいとお願いされました。私としては、ずっと演出家としてデビューはしたかったので、迷いもなく、二つ返事で引き受ける事に決めました。その時から脚色する作業が始まり、2023年の5月頃、主演の3人含め次々と出演者のキャスティングが決まりました。1か月少し、準備を進めて、同じ年の2023年、7月30日にクランクインとなりました。
—–原作には、日本語版と韓国語訳版もあるようですが、どちらにも目を通されて、作品を仕上げたのでしょうか?
イ監督:最初、私に渡されたのは韓国語版の小説でした。まず韓国語版を読んでみましたが、翻訳されると物語のニュアンスも変わる可能性もあるから、日本語版も日本で手に入れて、読んでみました。物語の流れには、大きな変化はない印象を受けました。最初に書かれたシナリオは、構成や設定が変わっていましたが、代表にはこの原作に対するリスペクトがあったようで、原作の流れに沿って、もう1度、別の方が書いた脚本を私が脚色し、最終稿として作り上げました。
—–高野さんは、映画『6時間後に君は死ぬ』の完成を大変喜ばれているとお聞きしていましたが、高野さんにとって、完成度の高い原作をよりブラッシュアップされた本作のどの点が、高野さんの感情をどう揺さぶりましたか?また、小説「6時間後に君は死ぬ」の物語が生まれた背景も同時にお聞かせ頂く事はできますか?
高野さん:原作は荒唐無稽な設定で、アイデア勝負なところがあったんです。ところが、韓国映画版では、ヒロインの人間像がより現実的になり、実在の人物であるかのような説得力がありました。しかもそれが原作のストーリーに違和感なくマッチしているのが凄いところです。さらに、自分が小説家デビューするまでは結構苦労があったんですが、あたかもその経験が反映されているかのような内容で、不思議な偶然を感じました。例えば苦しい生活を送っているヒロインが、街を歩いていてホームレスを振り返ってしまう場面がありますが、あれと同じことを自分もやっていたんですね。「明日は我が身」という暗澹とした気分で、つい見ちゃうんです。同じ事がスクリーンに再現されていて、とても感動しました。
—–だから、高野さんの実体験がそこにはあったんですね。
高野さん:それを事前に伝えていたわけではないので、映画の中で再現されていたことに驚きました。
—–日本の原作を韓国側が映像化する話は、なかなかイメージが湧きません。どうアプローチをし、どう作るのかと気になります。今回、映画を拝見させて頂きましたが、韓国映画としてしっかり落とし込んでいる点。韓国らしいスタイリッシュさがあり、それがちゃんと生きている。でも、高野さんの原作らしさもあり、これはなかなか面白いなと受け取りました。
高野さん:原作者から言わせて頂くと、原作にはない場面が素晴らしい映画です。
—–原作を映画化すると、どうしても物語をカットする風潮がありますが、原作にないエピソードを挿入する事は、作り手達の強い思いがあってこそですね。それでは、小説「6時間後に君は死ぬ」の物語は、どのような経緯で生まれましたか?
高野さん:私は小説家になる前、脚本家をやっていたんです。その時、秋元康さんから「6時間の出来事を6時間で描くドラマが作れないか」と打診されたんです。その企画は後に立ち消えになってしまったんですが、自分が作ったストーリーに愛着があったので、小説家でデビューした時、その内容を二つに分けて、一つを「グレイヴディッガー」という長編小説に、もう一つを「6時間後に君は死ぬ」という短編小説にしました。

—–本作は日本だけではなく、韓国語の翻訳版も出版されています。他にも、日本ではドラマ化もされており、様々なスタイルで物語が語られていますが、特に、今回の映画、これらを踏襲しつつ、映画作品として昇華させた点は、何かございます?
イ監督:日本の原作を韓国の映画にするうえで、今を生きている韓国人達の現実を作品に入れ込み、韓国社会の現状を伝えないとダメだと感じていました。ただ、運命に関する質問というテーマはしっかりと持っていました。「6時間後に君が死ぬとしたら、君はどうするの?」という質問に対して、ちゃんと高野さんの原作に沿って、コアな部分のテーマを固めつつ、基本的に映画は登場人物が韓国人で韓国での物語なので、韓国の今の若者たちの現状を投影しないとダメだと考えました。自分も日本で長く住んでいて、韓国に戻った時、映画業界に限らず、韓国の若い人、20代から30代の世代の方の現状を見ると、競争の激しい日本に比べると、韓国も同じように相当生きづらさを感じていると思ったんです。だから、登場人物達の運命と似ていると感じました。生きるために生きる。それは、生きる意味を探して生きている訳じゃなく、基本的に、明日の飯を食べるために生きて行く人たちが多いんです。死ぬかもしれない6時間を過ごして、彼らがどうやって自分の運命を変えて行くのか、高野さんの小説にある核心にあったコアなところは残しつつ、韓国の現状を反映すれば、韓国の観客、世界の観客にも伝わりやすいと考えました。それに日本の現状、日本の若い世代も含め、世界の現状が今、変わらないと思うんです。その点を表現できれば、高野さんの素晴らしい原作も含め、うまく着陸できると考え、韓国の現状をローカライジングする事に集中しました。
—–皆さん観客の共感性は、高くなりますね。登場人物の生きづらさ、自分自身の生きづらさがマッチングした時、映画がより面白くなると思いますが、たとえば、ローカライジングする際に、どのような事をお調べされましたか?
イ監督:まず原作との時代設定が変わって来るので、携帯もガラケーだったのが、今ではスマホに様変わりしましたね。あと、原作では女性の方がバイトしている女性ではなく、普通のOLさんという設定ですが、韓国の今の30代の方々は、会社で働くことができない人も多いんです。その要素を作品にも入れました。また、デイトクラブという設定も韓国ではない文化なので、調べてみたら、似たようなことをウェブ上で行っている人たちを確認できましたので、その要素を取り入れるなど韓国ならではのリアリティを加えて映画として完成させました。
—–たとえば、韓国の若い世代が今、どのような点で生きづらさを感じていると、監督は韓国社会を見て思いますか?
イ監督:要は、明日があると人は生きて行けるんです。明日があるというのは未来がある事。だから、今の世の中、未来が見えて来ないから、6時間の時間を繰り返して生きて行くんです。ずっと同じ事を繰り返して、たとえば、1年後、2年後、自分が変われるかもしれません。それは、経済的な面なのか、自分の中の成長面か分かりませんが、それが全然見えて来ない現状が今あるんです。ずっと堂々巡りする感じが、彼らにはあると私は見えています。それは、映画業界で働いている若い子も含めての話です。昔、自分で映画を作った時、現場に行くだけでも喜んでいたんです。ただ今は、ご飯食べないといけないから、苦しいと感じている方を見ていて、そういう現実を入れた方がもっと共感性を得られるんじゃないかと考えました。
—–逆に、この作品を若い子達が観て、また全世代の方々が観て、生きる勇気が湧くように作られていると思いますが、その点、どうでしょうか?
イ監督:終盤はハイスピードに演出し、光がいい日に撮りたいと考えたんです。それは、カメラマンの方も同じ考えで、それにこだわった理由は、意外につらい日常でも、いつかは明るい未来が待っている。それは、ただ単純に肯定する訳じゃなくて、6時間という時間を過ごしたからこそ、彼にはそれを十分に保証として与えたい。物語に出てくる登場人物の世界を作る人間としては、彼らには良い未来に向かっていって欲しいと願っているんです。だから演出の面で言えば、作り手の僕達から見て、愛情を持って彼らを祝福している感じはあります。
—–映画を観る皆さん含め、登場人物の明るい未来が少しでも伝わればいいですね。
イ監督:それが漠然とした事ではなく、今の日常を生きて行けば、いずれはと願いたいんです。自分も多分、20年の時間を経て、監督になったから明るい未来とは言えないんですが、一つの目標に辿り着いた意味での応援したい気持ちは持っています。映画の中では、そんな演出がしたいと考えていました。

—–本作の物語は、私たち人間が生まれた時からずっと持ち続けている生と死の重要性を作品に置いていると私は受け取りました。死が見える者。死に追われる者。それぞれが、自身の死と対峙しながら、生きる若者達の姿がこう印象的でした。近年、日本では若年層の自殺が目立つようになって来ましたが、この作品では執着しながらも生きる事にしがみつくのが、こんなにも美しいと感じさせられます。でも、執着すること自体、実は恥ずかしいと捉えられ、苦しみでもあると思います。それでも、生死への執着がこんなに美しいと感じるのは、一体なぜでしょう?
高野さん:答になっているかは分かりませんが……人生の意味とか、生まれてきた意味は何だろうと、特に若い時には考えたりしますよね。でも、多分、意味はないと思うんですね。生きている人も、あるいは動物も、命を持って生まれてきた者達は、ただひたすらに命を守るために生きている。伝わりにくいかもしれませんが、生きていることに意味はなく、私達は自分の命を守るのを目的にして生きていると思うんです。以前、テレビで、自殺未遂をされた方の証言を見たんですが、町工場を経営されていた方が、ある朝、借金苦でもう生きて行けないと思って、木の枝にロープを結び付けて首を吊るんです。その瞬間、意識が無くなって、気がついたら地面の上に倒れていたと言うんですね。首に掛けた紐が重みで解けたらしいのですが、その番組を見ていた自分は、その幸運のお陰で、この方は死ぬのを思いとどまったのだろうと思いました。ところが現実は全く違うんですね。意識を取り戻したその方は、もう1回死ななきゃと思ったんです。失敗したから、もう1回死のうと。しかしそう思った途端、両腕がガクガク震え始めて、どうしてもロープが持てなかったと語っておられました。表面的な意思ではなく、人間としての本能や肉体レベルで死ぬことを拒否していたんです。それが命の本性ではないかと自分は思います。そうは言っても、今の世に生きづらさを感じている方々は色々なことを思うでしょうし、自分もそれなりに苦労してきましたから、大変な思いは分かります。ただ何か、人の中のどこかの根源には、命を守ろうとする本能や衝動があるものと信じていますし、そうやって必死に生き延びようとする人の姿は、とても美しく感じられるのではないかと、今のご質問を受けて思いました。
—–命を守る者。「命を守る」というワードが、高野さんのお話の中で出て来ていますが、「命を守る者」に関して、もう少し掘り下げて、お話しして頂く事はできますか?
高野さん:自分の命は何にも勝るという事ですね。ここから先は、お釈迦様の話に出てくる話ですが、2500年前のインドで王様とお妃が夜イチャイチャしていた時に、王様がお妃に「君にとって一番大事な人は誰だ?」と聞いたんです。そうしたら、お妃が「それはもちろん、私自身でございますわ」と答えた。「あなたが一番大事」と答えて欲しかった王様は、「それでいいんだろうか」と疑問に思って、お釈迦様に尋ねるんです。そうしたら、お釈迦様の答えは、「それでいいんです」と。「みんな自分の事が一番大事で、他の人も自分と同じように自分自身を大切に思っているわけだから、自分と同じように他の人も大切にしなさい」というのが、お釈迦様の回答でした。自分の命を守りたい人は、他人の命も大事にするべきというお話です。私が考えたのではなく、仏伝に出てくるエピソードです。

—–このお話から、映画を観て、それぞれが何か感じて頂くヒントが、高野さんのお話からまた生まれて来ると、私は思いました。本作は、死に取り憑かれた男女の関係を緊張感ある物語で表現した作品ですが、本作に限った事で言いますと、この2人は「死」の恐怖に直面しながら、その先にある「生きる」ことに強く惹かれ合っているのかなと私は思うんです。そんな死生観を感じる事ができますが、お2人にとって、ご自身がそれぞれに考える、この映画と交えてもいいですが、死生観について、生と死について、何かお話して頂く事はできますか?
イ監督:自分は、すごく生に対する執着が強い人間だと思うんです。最近、20年ぶりに韓国に戻って、実家暮らしを始めました。家族の関係が面白いのは、1回作られて、みんな自分の別の家族を作って行くと、残された人達が年をとって死んでしまうと消滅するのが家族。家族はこれの繰り返しで、自分にとって、そう受け取って感じていましたが、私は元の家に戻って家族になって、今親と3人暮らしをしています。彼らを見ていると、今70代で長生きしたとしたら、90代まで生きて、あと15年ほどは生きられる。長くなっても、あと20年ぐらい。自分は彼らの死を想像するんですが、それは悪い事じゃなく、自分もいずれ老いて、死に行く運命なんです。ただ、それをすごい考えると、私はつらく感じるんです。それはなぜかと言いますと、生きる上での喜びが大きいんです。それは、この登場人物とは違う意味で、自分もつらいと感じていた時期を乗り越え、その時のつらさを越える喜びや人と出会いがあると、できれば死にたくないんです。ただ、死なない人はいないので、その為に一生懸命に生きている。ちょうど最近、自分の父親がテレビを観ながらウトウトしている姿を見ていたら、今のこの時間はこの一瞬にしかないと感じたんです。だから、親孝行しようなどではなく、一緒に生きる瞬間は二度と戻って来ないからこそ、その瞬間を共に生きるしかないんです。だから、死に関しては回避したいです。「死は人生の反対側にあるのではなく、その一部として存在している。」と小説家の村上春樹さんが言っていますが、自分も同じ事を考えていて、いずれ、そこに辿り着くけど、そこに辿り着く迄は、この登場人物のように、もっと前にもっと前に、その瞬間でできる事をやって行こうと考えています。次々と、行くしかないんです。死は誰もが経験するものですが、未だに戻って来て、その経験を語った者はいません。死は、みんな初めての経験になりますから、その点は不明瞭な事もありますが、生まれて来て良かったなと、その瞬間に自分が生きている事自体が凄くて、それが生きる力にもなり得るんです。
——一瞬を大切に生きる事ですね。
イ監督:でも、それがなかなか、できないものです。過去に縛られていて、未来の事を心配したりするんだけど、それがなぜ、自分の父親がソファーでウトウトしているのを見て、この一瞬は戻って来ないと思ったのか分かりませんが、その時ふっと思った時、多分、私が韓国の家族にもう一度戻って来たこの時間は、与えられた時間なんです。それは、神様からかは分かりませんが、運命かもしれません。この時間は、大切にしたいと言いながら、怒ったり喧嘩したりしますが、でも最近、自分が映画を撮っているのもすごく嬉しい事ですが、家族にもう一度戻る事は自分にとっては、すごい大きい事だと思います。
—–私も監督と同じ環境にいますので、監督のお話には非常に共感できます。実家に帰ると、親も70代ぐらい。随分と歳を重ねてと感じる割に、元気だと安心するんです。
イ監督:自分も日本にいた時、ゾッとした事があったんです。私、日本で仕事していた時は、韓国に年に1回帰ればいいぐらいだったんです。家族と過ごす時間や日数を数えてみると、家族や親とあと何回会えるか考えたら、十数回しかないんです。百歳まで長生きして欲しいですが、人間が長生きするのは難しい事。うまく行ったとしても、あと何回と数えられる感覚は非常に怖いものです。ずっと一緒にいる時には気付きませんが、離れてみて感じるのは、あと年に一回しか会えないとしたら、時間に限りが出てくると感じて凄く怖くなります。最近、もっと親を大切にしようと思うようになりました。だから、親孝行の問題ではなく、親と共に過ごすこの時間が一緒にいる時間。親にも自分にも、共に過ごす時間が良い時間であって欲しいんです。
高野さん:今のユンソク監督のお話には、とても頷けます。死生観とは違って幸福論になっちゃうんですが、原作の連作短編集で、他のエピソードで書いた事でもあるんですが、何も起こらないのが一番幸せななんです。自分自身が、子どもの頃から映画監督になりたいと思い、脚本を書いたり小説を書いたりして普通じゃない人生をずっと生きて来たわけです。傍から見れば、文学賞を受賞したりして羨ましいと思われる一面もあるかもしれませんが、色々な経験をした上で一番幸せだったと思うのは、親元で暮らしていた幼少期の頃です。人生の特別なイベントなどなかったあの頃が一番幸せだったし、何もなかった昨日と同じように今日を過ごせたら、それはとても幸せなことだと思います。
—–ある映画のお話ですが、時間を操れてタイムスリップできるある青年が、一番最後に気づいたのは一瞬の時間の大切さ。幼少期に過ごした親との一瞬の時間が、実は本当に大切だったんです。家族と共に過ごしたあの瞬間、あの一瞬は取り戻す事ができない。家族や親と共に過ごす時間、今生きている一瞬のこの時間を大切にできたらいいですね。最後に、本作『6時間後に君が死ぬ』が、今回の上映を通して、皆さんに観て頂いて完成すると思います。この作品への熱い思いを、それぞれお聞かせ頂けますか?
イ監督:2023年から撮影が始まって、2024年に富川映画祭で初めて上映された時、高野さんと一緒に隣の席で一緒に鑑賞しました。そこから韓国では2024年11月に劇場公開されて、その後にジャカルタ映画祭に呼んで頂き、今回、大阪アジアン映画祭でも上映して頂きました。この後は、フィレンツェ韓国映画祭にも作品が招待されて、これほどの映画祭に招待されると私は正直、思っていなかったので、自分としてはちゃんとした商業映画として、娯楽作品として、みんなに届いて欲しい想いはあります。この2年、3年の事を考えると、自分にとって凄く幸せな記憶に残っているんです。出演者のファンの方たちが観に来てくださり、それ以外の方達もすごく楽しんで観てくださいました。それは高野さんが書いてくださった原作が持っているコアな部分もあり、色々と考えさせられる部分があるからだと思います。基本的に、話としては非常にシンプルです。ある青年から死を宣告された30歳手前の女性が、彼と一緒に自分の運命に向かって行く話です。先ほどお話した通りに、今を生きづらく思っている方々や自分の未来が一体どうなって行くのか不安に思っている方々が観ると、俳優のファンだけでなく、楽しく作品をご覧になれると思います。また映画は映画館で観た方が一番楽しいです。自分らにとっても、映画館で上映するために音響や撮影を頑張って考えて作っています。配信系のプラットフォームでも、ご覧になってくださるとありがたいですが、まずはぜひ映画館に足を運んで頂いて、映画館で観る特別な味わいを体験して欲しいです。多くの方に観て頂くと、嬉しいです。
—–一度目は、まず映画館に足を運んで欲しいですね。
高野さん:自分にとって思い出深い作品が、今回、イ監督の元に素晴らしいスタッフとキャストが集結して、韓国で見事に生まれ変わってくれました。死生観とか難しい話を抜きにしても、純粋にエンタメとして楽しんで頂ける素晴らしい作品だと思いますので、ぜひ、劇場でご覧になって頂きたいと思います。
—–貴重なお話、ありがとうございました。

映画『6時間後に君は死ぬ』は現在、全国の劇場にて公開中。